【文法のポイント!!】助動詞は「なり」、後半に敬語表現も頻出!!
平家物語は琵琶法師が朗詠して広まった作品ですので、自然と音便が増えます。まずは音便を確認することが必要です。さらに、特殊な読みをする漢字も多数出てきますので出題されないはずがありません。
また、物語がすごく長い作品ですので、前半と後半でポイントも変わってきます。
前半は漢字や助詞、基本的な助動詞。そして内容的には巴との別れが問われると思います。木曾殿の巴に対する想いはしっかりチェックしておきましょう!!
物語の中盤あたりから後半にかけては、敬語表現がメチャクチャ増えます。ほぼ『木曾殿』への敬意なのですが、もちろん確認しておいてください。問われる可能性が高いです。
後半の内容は、今井と木曾殿の気持ちを問われる可能性が高いです。特に、今井が何を考えて木曾殿に切腹するよう願い出たか、ここは問われると思います。
【あらすじ】最初から最後までが範囲だとかなり長くなります!!部分ごとに分けて理解しましょう。
前半は木曾殿の戦いの様子。中盤で巴との別れ。そして最後は今井の奮戦と木曾殿の最期が描かれる長編。全範囲だとかなり量が多いです。
最初は木曾殿とその軍勢の劣勢の中戦う様子が描かれます。前半の木曾殿はかなり強気です。前半の最後あたりで五騎残った味方のうち、手塚太郎と手塚別当、そして巴が落ちます。特に巴のエピソードはテストに頻出なのでしっかり頭にとどめておきましょう。巴を死なせたくなかった木曾殿がやいのやいの言って巴を落ちさせる場面です。木曾殿の行動に対して、≪どうしたかったのか?≫と聞かれますよ。
そして後半、乳母子(乳母の子供で幼なじみの第一の家来になる)今井四郎との熱い主従関係が最初に語られます。もう戦いに勝てないことは分かったうえで、主君に名誉ある死を望む今井と、ともに死にたいと望む木曾殿。結局木曾殿は今井の言うことに従ったわけですが、ぶっちゃけここからは今井四郎が主人公。メチャクチャかっこいいです。
最期の木曾殿が亡くなる場面は非常にあっさりしていますが、今井四郎の死にざまは凄まじいですね。
【木曾の最期】授業ノートはこちらです。画像とPDFの好きな方をご覧ください。
『木曾の最期』は様々な教科書に掲載されている題材ですので、漢字などに違いがある場合があります。例えば教科書によっては『たまふ』が『給ふ』となっているなどです。内容は同じです。当サイトの原文は第一学習社に合わせて作っています。





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