【文法のポイント!!】やっぱり『なり』『に』の識別は外せない!!それ以外だと形容詞が問われそう。
お話の最初から、『思ひくんじたる』のような、分かりづらい単語がどんどん出てくるので、きっちりと理解するためには単語から覚えておく必要があります。形容詞で大学入試にも頻出の『こころもとなし』『まめまめし』『ゆかし』『あさまし』などは覚えておきましょう。
さらに助動詞や敬語もチラホラと出てきます。敬語表現の練習として出題される可能性は高いと思います。
助動詞も断定、伝聞推定の『なり』は出題率が高いです。
また、ナリ活用の形容動詞や断定の助動詞『なり』が出てくるとなると、『に』の識別が出題される可能性は頭に残しておいた方が良さそうです。そして、それ以外にも様々な助動詞がまんべんなく出てきますので、『なり』以外も確認が必要ですね。
これだけではなく、イ音便や『え~ず』も出てきますので、文法の問題はかなり幅広く出題されます。
【作品データ&あらすじ】現代にも通じる自由な姫君(ちょっとオタクっぽい)がフラグをへし折る!!
『門出』で仏様を自分で作ってまで祈っていた甲斐あって京に帰ってきた筆者。
とにかく源氏物語が読みたくて読みたくて仕方なかったわけですが、おばさんがそのことを以前から聞いていてお土産にプレゼントしてくれます。こうなると本の虫の筆者は大喜びで昼も夜もなく延々と読み続けます。さらに、『いつかは自分も源氏物語に登場する姫たちのように綺麗になるはず』と夢想するあたりは思春期感満載で現代にも通じるところがありそうです。昔も今も変わってないところは変わってないんですよね。
夢の中にお坊様が出てきて『法華経を読みなさい』と言ってくれるのも完全に無視…だと(笑)
古文の世界だと、こういう夢に出てくるのは仏様の仮の姿なんですけど…。
夢のお告げを聞いて一生懸命修行をして幸せになりましたとさ、という一般的な流れを完全に消してしまうとは…。フラグクラッシャーも甚だしい(笑)
筆者も一応貴族の姫君にあたるはずなのに、自由な人もいたんだなあ、とある意味安心しちゃいますね。
【源氏の五十余巻】授業ノートはこちらです。画像とPDFの好きな方をご覧ください。
『源氏の五十余巻』は様々な教科書に掲載されている題材ですので、漢字などに違いがある場合があります。内容は同じです。当サイトの原文は第一学習社に合わせて作っています。


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