【文法のポイント!!】出題される文法事項は絞りずらい。係結び、助動詞、助詞以外には形容詞にも注目!!
途中で亡くなった娘についての悲しみの感情が描かれています。和歌の中でも亡くなった娘を小松に投影していたりしますので、そのあたりは問われる可能性が高いです。また、品詞的には形容詞がたくさん出てきますので、それぞれの意味や活用形が問われやすいと思われます。また、主語の省略や係助詞の結びの省略も起こっていますのでもちろんチェックしておきましょう。
係助詞絡みだと、『~こそ、』で『~だけれども』という逆接の訳というのもありますね。これは大学入試問題でも問われる文法事項ですので覚えておいて損はありません。
助動詞もたくさん出てきます。前半から『完了の「り」』や『断定の「なり」』『過去の推量「けむ」』後半の和歌の中で出てくる『ましかば~まし』も要チェックですね!!そういえば、『え~ず』もさりげなく出てきますので、忘れず確認しておきましょう。
それから内容では、上記の亡くなった娘に対する思いだけでなく、留守を預かってくれていたはずのお隣さんに対して不満に思う気持ちなども合わせて確認しましょう。例えば、【さるは、たよりごとにものも…】以降は単語の意味も含めてきっちりと覚えておくことが必要です。『こころざし』のような単語の暗記もしておきましょう。
【あらすじ】暗い話ですが、文法的には大学入試にもつながるので頑張ろう!!
さすがは古今和歌集の選者になっただけのことがあります。修辞法をガンガン使った文章はとても読みづらいです。
内容が暗くて陰鬱なこともあいまって嫌いな人も出てきそうです。実際面白い話かと聞かれたら「うーん(^^;」といった感じですので諦めて覚えちゃいなよ!!となりますが…。
前半で京に帰ってきた筆者一行。ところが、留守を頼んでいた隣人が全く役に立っておらず、屋敷はボロボロになっていました。
怒る家来たちをなだめはしますが、さすがに筆者も不満そうです。
そして、家来たちのもとに京に残っていた家族がやってきて幸せそうなのですが、筆者たち夫婦はその光景に亡くなった娘のことを思い出し、悲しみの中で心情を和歌にして詠みます。
【帰京】授業ノートはこちらです。画像とPDFの好きな方をご覧ください。
『帰京』は様々な教科書に掲載されている題材ですので、漢字などに違いがある場合があります。内容は同じです。当サイトの原文は第一学習社に合わせて作っています。


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