【文法の特徴と定期テストまとめ】形容詞、形容動詞、副詞がたくさん登場するので活用も意味も覚えよう‼漢字の読みも注意‼
この単元では形容詞、形容動詞、副詞がたくさん登場します。
まずは全て活用の種類や活用形、意味が分かるようにしておきましょう。
それ以外だと、音便が問われるかも。「いみじうあはれにをかしけれ」などは形容詞、形容動詞が使われている上に音便までありますので、問われる可能性が高そうです。それから最後の一文の「つゆをかしからじ」の部分はチェックしておいた方が良いと思います。
それから助動詞も「つ」「ぬ」「たり」という完了の助動詞をはじめ、「ず」「じ」という打消の助動詞、さらに、「やうなり」といった珍しい助動詞も登場しますので、活用形や意味を覚えましょう。
ちなみに、「たり」ですが、完了の意味はもちろん、存続の割合が高いので、それもきっちり覚えた方が良いかもしれません。
定期試験に関して言うと、読みづらい漢字がかなりありますので、ほぼ必ず問われると思います。
一番有名で出題されやすいのは「前栽」ですね。それ以外だと「夜一夜」「透垣」「羅文」「萩」あたりが候補です。
【あらすじと作品データ】枕草子にしては珍しく定子様が登場しないし、褒められることもない(笑)
- 作品ジャンル:随筆
- 成立年代:平安時代中期
- 作者:清少納言
おおよそ300段の章段から成る。「をかし」の文学と呼ばれるが、「をかし」とは「知的な発見や驚きが込められた感情」とのこと。源氏物語の「あはれ」の文学と対比されることが多い。また、「徒然草」「方丈記」と合わせて三大随筆と呼ばれる。
作者清少納言は一条天皇の中宮定子に仕え、出仕した先で起こった出来事への感想も多く描かれている。漢詩なども織り交ぜられており、作者の教養の高さがうかがえる。
枕草子にしては珍しい、定子様も登場しないし、敬語表現もなく、まさに随筆って感じの作品です。
結局何が言いたかったのか、その点は高校の授業をよく聞いておきましょう。
「つゆをかしからじと思ふこそ、またをかしけれ」この部分の筆者の考えをしっかり集中して聞いておいてください‼
珍しく敬語表現がありません。
枕草子は何が面白いと感じているのか、その点をしっかり確認しておきましょう。
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