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蜻蛉日記【鷹/鷹を放つ】~つくづくと思ひ続くることは~歌の意味や登場人物の気持ちが頻出。さらに助詞、助動詞を含む単語も出題されます。

蜻蛉日記【鷹/鷹を放つ】イラスト
目次

【定期試験勉強・文法や語句のポイント】助詞や助動詞、和歌の修辞法に単語と覚えることが盛りだくさんです。

まずは助詞で先生が大好きな『にしがな』があることもあって、助詞について問われる可能性を考えましょう。
もちろん係助詞も重要ですが、打消の接続助詞『で』や反語『かは』も出題される可能性が高いので覚えておきたいです。

続いては助動詞。『むず』『らむ』『なり』などが最優先で、過去の助動詞『き』の已然形『しか』なんかも出題されるでしょう。

それから、単語等の意味では形容詞の『うしろやすし』『こころやすし』をチェックしておきましょう。
そして、『かたちを変えて』とか『さくり』『世』『やをら』『し据う』なんかはしっかり覚えてください。

さらに、この単元では和歌からは必ず出題されます。
使用されている修辞法は以下の4つです。

①掛詞『あまぐも』⇒天雲と尼
②掛詞『そる』⇒剃ると逸る
③掛詞『悲しかり』⇒悲しかりと愛しかり
④縁語⇒尼と剃る

そういえば、物語終盤のカギカッコ内『え今は。』の部分ですが、不可能を表す『え~ず』の動詞と打消が省略されている部分があります。ここはいくつかの動詞が考えられますが、返事をしない、という意味で「返さず」や「いらへず」などが考えられます。

和歌に関しては現代語訳も含め、高校の先生の授業をしっかりと聞いてノート等で確認してください。

【定期試験勉強・内容のポイント】筆者の気持ちや息子の道綱の気持ちが出題されます‼

また、内容ももちろん出題されます。筆者が出家できない理由や、息子の道綱が育てていた鷹を放してしまった理由などの登場人物の気持ちに関わる内容は頻出です。
現代語訳も含め該当部分の勉強は最優先事項ですよ‼

蜻蛉日記とは?
  • 作品ジャンル:日記
  • 成立年代:平安時代中期
  • 作者:藤原道綱母

三巻で構成された作品。両親との死別なども描かれているが、内容の中心は、夫である藤原兼家との結婚生活。特に兼家の浮気とそのせいで心が穏やかでいられない日々の生活についてである。
初の女流日記文学作品で以降の女流作品に多くの影響を与えた。ちなみに、「更級日記」の作者菅原孝標女は、この作者の姪にあたる。

道綱めっちゃいい子。それにしても道綱の母と兼家の関係は完全に破綻してるやん…

【鷹/鷹を放つ】授業ノートはこちらです。画像とPDFの好きな方をご覧ください。

『鷹/鷹を放つ』は様々な教科書に掲載されている題材ですので、漢字などに違いがある場合があります。内容は同じです。
画像で文字がぼやけてしまう場合は、PDF版をご利用ください。

蜻蛉日記『鷹/鷹を放つ』品詞分解と現代語訳1
蜻蛉日記『鷹/鷹を放つ』品詞分解と現代語訳2
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この記事を書いた人

塾長&塾講師として教えること15年を越えました。 古文を教える傍ら、生徒の持ってくる過去問を精査してよく出題されるポイントなどをまとめてみました。

また、このサイトのイラストは、イラストレーターの町屋ちよさんに依頼して描いていただいたものです。当サイト以外での使用はお控えください。

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