【定期テストのポイント‼】語句の意味をしっかり覚えてテストに臨まないと高確率で詰んでしまうので注意‼いつもの源氏とは方向性の違う難しさかな。
タイトルでも書きましたが、源氏物語と言えば敬語表現‼って感じなんですけど、この単元では敬語表現はかなり少ないです。
これはラッキーかと思われるかもしれませんが、主語の省略はあるんです。つまり、敬語表現から主語を考えることが出来ないという意味では難しくなっています。
ではストーリーは分かりやすいかと言うと、めちゃくちゃ難しいわけではないものの、ちょっとよく分からない、という印象です。
というのは、まず、主人公が源氏の息子の夕霧という点。で、それに加えてタイトルにもあるように“柏木”の“女三の宮”への恋心がメインなんですよね。
源氏物語は“光源氏の恋の遍歴”というイメージで読んでみると全然違うので物語を想像するのがかなり難しいです。
では、この単元の勉強のポイントですが、品詞分解や現代語訳をしているときに感じたのは、まずは形容詞、形容動詞、副詞の意味をきちんと覚える必要がある、ということ。
これらの意味をしっかり覚えておかないと現代語訳をとるのが難しいです。
続いては助動詞です。
助動詞としては、もちろん断定の“なり”の連用形である“にや”の“や”、当然の“べし”、それ以外にも自発の“らる”など出題されると思うのですが、出題されそうな助動詞は少なめ。
ある程度ヤマを張ってもいいかもしれません。
それから読みにくい漢字がめちゃくちゃ多いので、これは絶対覚えておいた方が良いと思います。
【あらすじ】源氏の息子が主人公、若紫を思わせる展開なのだが・・・
女三の宮が若紫を思わせるような展開なんですけど、夕霧との恋愛的な物語ではなく、柏木の片思いの話なんです。物語の序盤も結構柏木目線で描かれているので、「これほんとに源氏物語か⁉」ってなっちゃいましたね。
このサイトをご覧の高校生の多くの方も同じだと思うのですが、自分も入試問題や教科書でしか源氏物語を読んでいないので、前後のお話を知らないこともあって、夕霧はギリギリ源氏の息子だったような…でも。柏木って誰?女三の宮って?
詠み終わってみても、この後二人はどうなるの⁉って感じで消化不良が半端ない感じでした。
一度源氏物語を最初から最後まで読んでみてもいいかもしれないです・・・。
- 作品ジャンル:物語
- 成立年代:平安時代中期
- 作者:紫式部
全54帖(じょう)で、帝の子として生まれた主人公光源氏が准太上天皇になるまでの40年間を通して、様々な女性との関係や苦悩などが描かれている。また、後編ではその子である『薫』の半生が描かれている。
紫式部は生没年未詳で宮仕えの際には『藤式部(とうのしきぶ)』と呼ばれた。源氏物語の紫の上から紫式部と呼ばれるようになったとも言われる。
藤原道長の娘である中宮彰子に仕えた。同時代の清少納言と比較されがちであるが、源氏物語は「あはれ」の文学、枕草子は「をかし」の文学と呼ばれている。
登場人物の紹介は当ページの一番上にまちやちよさんに描いてもらったイラストで分かりやすいと思います。
一応ここでまとめておきますと、
女三宮…光源氏の妻、源氏の異母兄の朱雀院の娘。朱雀院からの要請で源氏は正妻として迎えたが、性格があまりに世間知らずで源氏とは合わなかった。
柏木…光源氏の友達の頭中将の息子。かなりの自信家。女三宮のことを片思いした挙句、源氏が不在時に思いを遂げてしまう。女三宮は柏木の子を身ごもるが、柏木はその後病気で亡くなり、女三宮も罪の意識で若くして出家することとなる。
夕霧…光源氏の息子。柏木の親友。柏木の死後、柏木の正妻の世話をしているうちに恋心を抱いてしまう。
さすがは源氏物語だけあって、やっぱりドロドロしたお話でしたね。

出来たら有名な部分を教科書の単元にして欲しいかなあ、最悪オチがついてるところだと嬉しいです。
その意味でもこの単元は難しい・・・。
【柏木と女三の宮】授業ノートはこちらです。画像とPDFの好きな方をご覧ください。
『柏木と女三の宮』は様々な教科書に掲載されている題材ですので、漢字などに違いがある場合があります。内容は同じです。画像で文字がぼやけてしまう場合は、PDF版をご利用ください。








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